Yahoo!とGoogleで言えば、個人的にはGoogleの方が使用頻度が高いが、日本ではYahoo!の方が高いそうだ。
だが世界的に見て日本は極めて異端で、Yahoo!は廃れた検索エンジンになっていると言える。
Yahoo!によるカテゴリ検索が始まったのが1994年。Googleがキーワード検索を開始したのが1998年。
今ではキーワード検索が圧倒的主流になり、カテゴリ検索は馴染薄いものになった。
かくいう私もカテゴリ検索を使用したのはずっと昔の記憶しかなく、今はわざわざカテゴリ検索をしようとも思わない。
ただキーワードを辿って調べるという事が、1994年当時にはとても革新的な技術であったのだろうという想像はつく気がする。
私たちは当たり前のように検索エンジンを使用しているが、実際どういう仕組みでこんなにも便利な機能が使えるのだろうと考えてみると、同じ想像が出来るだろう。
こうして考えたとき、Googleが無料で使えるサービスであることに疑問を抱くだろう。
何故運営できているのか。それはGoogleがいわゆる広告代理店だからだ。広告の掲載をすることで利益をだしているため、世界中の人々は無料でそのサービスを使うことができる。
広告を載せる場所は競りのように販売していくシステムは実は意外とシンプルであると思う。
大企業の広告費も高く、その分Goggle側にも多くの利益がいく。
廃れてしまったYahoo!は、分かりやすく言えば元々カテゴリ検索の位置を撃って利益を得ていたためお金持ちの会社が有利となっていたきらいがあった。
しかしGoogleの生み出した正確な評価が検索結果に反映される検索システムによって一気にGoogleは台頭しYahoo!の立場を奪っていった。その後Yahoo!はgoogleの検索結果を自社の検索結果と同じにするシステムとし、検索結果に表示される広告などをうまく使用し利益を得ている。
私はGoogleの他を寄せ付けない検索システムの仕組み、そしてそれを上手く利用し建て直そうとしたYahoo!(建ち直ったは別として)どちらも人々のネット利用にかかせないことだと思っている。
検索結果が多すぎ今ではGoogleでも欲しい情報を簡単に見つけられない中、もしかしたらカテゴリ検索が栄える未来が来るかもしれない。進化すれば懐古する人が出るように、検索エンジンも初期のシンプルで素朴なスタイルになる可能性だってあるのだ。
もっともここから先は情報量も増える一方でユーザーがいかにうまく検索エンジンを使いこなすかにかかっていると言える。
前ローマ法王ベネディクト16世がSNSの便利さに溺れる今の世間に警鐘を鳴らし、自分の意思で考えることの大切さ、すぐに調べず頭で考えることの大切さを説いた。
これは本当に大事なことだと思う。
ただし現実的に考えて今の世の中で全くネットに触れないことは厳しく難しい事だ。
いかにそのバランスを取るか、上手く使いこなすか。
その選択が私の、私たちの未来に影響を与えるだろう。
長岡造形大学 2015年10月2日
講師・横田秀珠
http://yokotashurin.com
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